VPSの負荷を減らす設定術|安定稼働させるコツ
目次
VPSは「放置でOK」じゃない?!
EAを24時間稼働させるためにVPSを導入したけれど──
「動作が重い…」
「急にMT4が落ちてた」
「VPSが再起動していて取引が止まってた」
そんなトラブル、起きていませんか?
VPSは便利な一方で、正しい設定をしないとパフォーマンス低下やエラーが発生します。
今回は、VPSの負荷を減らし、EAを安定稼働させるための5つの実践設定をご紹介します!
設定①:不要なアプリ・常駐ソフトを削除
VPSには初期状態でさまざまなソフトが入っていますが、MT4以外は基本不要です。
✅ 不要なものをアンインストール
- Edge、Internet Explorer
- Office試用版
- セキュリティソフト(※サーバー用途なら最小限に)
✅ スタートアップも整理
Ctrl + Shift + Esc
で「タスクマネージャー」を開く- 「スタートアップ」タブへ
- 不要な項目を「無効」に設定(例:OneDrive, Skype など)
設定②:Windows Updateの自動再起動を防ぐ
Windowsアップデートが勝手に再起動→MT4停止はVPSあるあるです。
✅ 自動更新を手動に変更する方法(Windows Server)
- 「ファイル名を指定して実行(Win+R)」→
gpedit.msc
- [ローカルグループポリシー] → [管理用テンプレート] → [Windows Update]
- 「自動更新を構成する」を「無効」または「通知のみ」に設定
✅ 「アクティブ時間」の設定も忘れずに!
長時間稼働中はアクティブ時間を24時間にしておきましょう。
設定③:視覚効果を「パフォーマンス優先」に
VPS上では見た目よりも動作優先!
✅ 操作方法
- 「スタート」→「このPC」右クリック →「プロパティ」
- 「システムの詳細設定」→「パフォーマンス」→「設定」
- 「パフォーマンスを優先する」にチェック
→ ウィンドウの影・アニメーションがOFFになり軽快に!
設定④:MT4を最小限に抑える
MT4はチャートやインジケーターを増やすほど負荷が大きくなります。
✅ チャートは最小限に
- 稼働していない通貨ペアのチャートは閉じる
- インジケーターは必要なものだけに
- EAは1口座1MT4に(複数動かすならMT4も分ける)
設定⑤:定期再起動をスケジューリング
安定していても、週1回の手動再起動をおすすめします。
メモリ解放や一時ファイル整理のためです。
✅ タスクスケジューラで自動再起動も可能
- 「タスクスケジューラ」を開く
- 新しい基本タスクを作成
- 「毎週月曜 AM4:00」などで
shutdown -r -f -t 0
を設定
VPS負荷チェックのポイント
チェック項目 | 目安 |
---|---|
CPU使用率 | 通常時30%以下が理想 |
メモリ使用率 | 常時80%超ならVPSプランの見直し検討 |
ディスクI/O | グラフが常に高い=負荷大、SSD推奨 |
→ タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブで確認できます。
まとめ:軽量&安定化が長期運用のカギ!
✅ VPSは「初期設定のまま放置」だと安定しない
✅ 不要アプリ削除+視覚効果オフ+自動再起動防止が基本
✅ MT4の軽量化と定期再起動で、より安心して自動売買を継続できる!
🎁 次回予告
次回は、「VPSの設定方法完全ガイド|MT4とBALANCEAを稼働させる手順」をお届けします!